2017/08/30

マントラ瞑想会のこと




マントラの決まり通りの唱え方というのは、とてもまっすぐです。


だけどそのマントラを唱えることによって浮かび上がってくるものや受け取るものは、さまざまだと思います。


いろんな抑揚・表情・心情・風景が、それぞれの目に、耳に、声に、心に、体に表れてくる。

みんな日々、楽しみ 苦しみ はっきりしたり 見えなくなったり 好きになったり 嫌いになったり 表現したり 閉ざしたりして生きている。

それが、表れてくる。

私はそれが、愛おしいと思う。





揺らぎの真っ最中は愛おしいだなんて言っていられないけれども、仕舞い込まず、ただどっぷりと揺らげることもまた、とても大切なことと感じます。

どーんと落ち込んでいるあいだや、そのあとに、どんなことの中にも学びや光があることをどこか漠然とでも信じていられたら、少しでも見つけられたら、それがこれまでの癒しになり、これからの大きな支えになってくれると思う。





マントラ瞑想会ではひとつのマントラを学ぶにあたって、

ただ楽しく自由に歌うこと
伝統的な型に触れること
それらを通して感じてみること
自分以外の人たちの感じ方を知ること
コントロールをやめて委ねてしまうこと

色々な要素を織り交ぜています。





さまざまな側面から音や自分に触れていくことで、それぞれがより自分の真ん中に寄り添いやすくなったり、見えにくくなっていたところに優しく光を当てるような時間になったらいいなぁと思います。

まっすぐマントラを学びたい方も、心に触れたい方も、立ち止まって息をつく時間が必要な方も、ぜひいらして下さい*





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◯次回のマントラ瞑想会◯
9月10日(日) 16:30〜19:30
「lokāḥ samastāḥ sukhino bhavantu」

2017/08/22

AKULUヨガスタジオでのレギュラークラス




今回マントラのワークショップをさせてもらった、滋賀県堅田にあるAKULUヨガスタジオ。

9月からクラスを担当させて頂くことになりました!






あたたかでとても気持ちのいい空間。

気兼ねなく音も出せて、にゃんこも見守ってくれている、素晴らしい環境です。

近くにお住いの方も、京都の方も、ぜひいらして下さい*





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◯クラス内容◯

「音ヨガ」

簡単な音を(声)を出しながらいくつかポーズを行います。
シンプルな音や動きの中で、分かることがたくさんあります。
自分の心や体の状態をゆっくりと感じてみましょう。
クラスの最後は、マントラを聴かながらおやすみする癒しの時間。

リラックスしたい方、マントラに興味がある方、
呼吸が浅いと感じる方、自分自身に寄り添う時間を持ちたい方、
なんとなく惹かれる方も、ぜひご参加ください。


◯9月の開催日◯
7・14・21日 木曜日 11:00〜12:00

◯ご予約・お問い合わせ◯



17.8.20 マントラ瞑想会「saha nāvavatu」 〜ともに生きる中での「わたし」〜




今日は滋賀県堅田にあるAKULUヨガスタジオで、マントラのワークショップでした。





「共に」の手前の「わたし」について、みんなでよく感じてみたこの会。

不思議だけれど、今回はそこにいたみんなから同じ想いが浮かび上がってきました。

それは「今、守られている」ということ。

特別な安心感とあたたかさを感じた時間でした。





お祈りをする前のわたしも守られている。

お祈りをする前のわたしも、生まれてから今日までの時を、いろいろな存在に支えられながらちゃんと歩いてくることができた。

「わたし」というのは誰かの祈りの表れだと、みんなで話したことを振り返ってふと思いました。

このマントラを唱えるとき、

共に守られますように、これから共に学び合えますようにと願うその始まりに、また歩む中で、このことを感じられたら、それはすごい力になる。





今回は直前でキャンセルが相次いでどうなるかしらとそわそわしましたが、あぁこのメンバーでこういう話をする日だったんだなと感じて、最後は本当に良かったなぁとしみじみ。

素敵な機会をくれたゆかこちゃん、初めてにも関わらず心を開いて下さった生徒さんたちに、本当に感謝します。

ありがとうございました*







2017/08/17

9月のスケジュール




8月ももう真ん中!

ぽーちゃんが日に日に大きくなっています。

今をちゃんと踏みしめつつ、これからスケジュールは早めに決めてお知らせをしようと思っているこの頃。

自分が思っているよりチェックしてくれている人、待ってくれている人がいることを知って、

ハッとして、反省して、気持ちを改めました。





マントラの会は、生徒さんと予定を合わせて決めたら1ヶ月を切ってしまったのですが、10月はもう日が決まっているので、詳細もはやめにお知らせしたいと思います。

マントラに加えて、10月からは月1回ヨーガスートラの会も再開することになりました。

ホームページには結構先の予定も決まっているものからアップしていて、情報が一番はやく確認できますので、ぜひそちらをご確認ください。





まわりのみんなにいつも助けられているし、気付かせてもらっていいます。

本当にありがとう。

これからもよろしくお願いします*


彩歌


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*マントラ瞑想会「lokā samastā sukhino bhavantu」懐古庵(三条)
10日(日) 16:30~19:30

*仁王門 町家ヨガ@懐古庵(三条)
7日(木)・12日 (火)・19日(火)・26日(火)
19:00~20:15
*木曜開催の日がありますのでご注意ください。

*朝ヨガ@ナンファー(北大路)
2日・9日・16日・23日
すべて土曜日 9:30~11:00
30日(土) ヨガとタイ料理の会
10:00~11:30 朝ヨガ
12:00~ 京子さんの手作りタイ料理

*ほっこりヨガ@統合自然療法整体学院(北大路)
*週1〜2回クラスをしていますが、ほぼ満席です。
詳細をご希望の方はご連絡ください。

~今決まっている10月以降の予定~
10月15日(日) マントラ瞑想会
10月29日(日) 10:00~12:00 暮らしに生きるヨーガスートラ 
10月3・17・24・31日(火) 19:00~20:15 仁王門町家ヨガ
11月12日(日) 16:30~ マントラ瞑想会


各詳細・ご予約についてはホームページをご覧ください*


2017/08/16

グループクラスが月謝制になりました






















◯アーサナクラスが月謝制になります◯

仁王門町家ヨガと北大路ナンファーさんでの朝ヨガを、月謝制に変更させて頂くことになりました。

現在通って下さっている方は、次の更新のタイミングで切り替えになります。





【新しい月謝制の料金】
4回 6,000円
2回 3,500円(1回追加 1,500円)
単発 2,000円

もし現在のチケットが中途半端なタイミングで切れた場合、

例えば8月の真ん中でチケットが切れたけれど、今月あともう1回通う、というような場合は、1回 1,500円で対応させて頂きます。

また、仁王門と北大路が同じ料金になったため、どちらのクラスにもご参加頂いている方は別々でのお支払いが不要になりました。





今回の変更に関してご不明な点があれば、いつでもご連絡ください。

これからもよろしくお願いします*

彩歌


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◯仁王門町家ヨガ詳細・スケジュール
http://manai-yoga.wixsite.com/manai/group-lesson
◯北大路ナンファー朝ヨガ詳細・スケジュール
http://manai-yoga.wixsite.com/manai/blank-8




2017/08/15

マントラのワークショップ、今週末です*























今週末は、原友佳子先生主宰のAKULUヨガスタジオでマントラと瞑想の会*

堅田駅からすぐで、京都からもとっても行きやすい場所です。

今回のマントラは「saha nāvavatu」

このマントラは、京都では渡部直子先生や私のワークショップで触れている方もいらっしゃると思いますが、繰り返しの学びもまた新しい気付きがあったりして、マントラと心がより近いものになっていいなぁと感じています。



そういう風にして唱えるマントラは、本当にお守りになってくれる。


初めての方も、もう一度!という方も、ぜひいらして下さい◯

*来月は9月10日(日)16:30〜京都で開催です*






〜ワークショップ詳細〜



『マントラと瞑想ワークショップ』

●日時:8/20(日)10:00〜13:00
●料金:4,000円
●場所:AKULUヨガスタジオ
●内容:〜ともに生きる中での「わたし」〜
「saha nāvavatu」

・マントラってなに?
・うたって音と仲良くなる
・楽しくマントラの発音練習
・マントラに込められたお祈りを通して、自分を見つめよう
・音とひとつになる
・マントラを聴きながらおやすみ


今回紹介するのは、学びのはじめに先生と生徒との間で唱えられるマントラです。

先生と生徒という関係に止まらず、これから大切な人や大切なことと向き合おうとしている人たちとも一緒に見つめられたらいいなと思います。

私たちはいつだって誰かと関わりを持ちながら生きている。

向き合う対象を大切に想うほど、ときに「わたし」という存在が小さく感じられてしまったり、大きく見せたくなったりして。

だけど、大切なことはなんだろう?

このマントラが、これから歩んでいくときに必要なヒントを与えてくれ、それぞれの心をあたたかく照らすお守りになったら嬉しいです。



●ご予約・お問い合わせ








2017/08/14

プライベートセッションについて




manaiでは、3つのセッションを行なっています。

ヒーリングヨーガセッション
*
マントラセッション
*
ヨーガスートラセッション






自分に合った方法とリズムで体・呼吸・心を整えていくことができること。

打ち明けにくい内容も話しやすくなるため、より深く自分と向き合うことができること。

より細やかに学べること。

プライベートの良さは、こういった点かなと思います。

おひとり、もしくは気心知れた人とじっくり整えたい、学びたいと感じている方は、ぜひいらして下さい。

グループクラスでもそうですが、プライベートは特に、セッションとセッションの合間の期間を大切に感じて過ごしてみてほしいという想いがあります。

そのため、毎週よりは月に1〜2回のペースをおすすめしています。





しばらく準備中にしていたこのプライベートセッションは、7月からリニューアルで料金も新しくしたところでしたが、その後いろいろと思うところがあり、再度見直しをしました。

私自身の育った環境のこと、ヨーガを始めてからの大きな変化、たくさんの助けがあって学びを続けられていることの有り難さ。

さまざまな体験や与えられているものを見つめてみた結果、やはり触れやすい・重ねていきやすい環境を用意してお迎えしたいと思いました。

可能な範囲で、受けて頂きやすい工夫をしましたので、興味のある方は一度ホームページをご覧ください。

また、みなさんのまわりに心身の調整や、この学びを必要としている方がいらっしゃったら、ぜひご紹介ください。

これからもよろしくお願いします*



◯プライベートセッション◯

Bobby McFerrin - Improvisation




ここ数日、この人の即興ばかり聴いています。

体に刻み込まれている、はるか昔の記憶を思い出させるような声。

2017/08/12

BOBBY MCFERRIN




2017/08/10

おかあさん




一緒に学んでいる大好きなゆきこちゃんのおなか。


2017/08/09

景色の見える会話

6月から月に二度うちに来られるようになった生徒さんと、今日はゆっくりおはなしをした。

マントラのはなし。

日野原重明先生のはなし。

それから自然の力のはなし。





マントラ。

あの歌みたいなのはなんですか?と尋ねられたので、どんなものなのかと、唱えてどうなのかという話を少しした。

なんかわからないけど心地がいいのと、あと声というより楽器みたいだと仰って、あぁと思った。

その人がどんなふうに感じたのかを一番大切にしたい。





日野原重明さんは、先月105歳で亡くなられた有名なお医者さん。

私はあまりこの人のことをよく知らなかったのだけど、生徒さんは日野原さんのことがとても好きで、彼のコラムで読んだ話をいくつか聞かせてくれて、とても胸に響いた。

それで今、この本を読んでみている。






音楽療法も取り入れられていたそう。

それについての著書もあったから、また読みたい。





それと自然の力のはなしは、生徒さんの心が弱っていたときのこと。

過呼吸なんかもあって、とても辛かった時期に、自分のことを山にたびたび引っ張っていった知り合いがいたって。

山で何をしていたかっていうと、花を探して摘んだり、キノコを採ったり、木に抱きついたり、葉っぱの上で寝っ転がったり、持って行ったおにぎりを食べたり、そんなこと。

はじめは山に行くにも車に酔ったり過呼吸になったり大変で、勘弁してほしいと思っていたけれど、重ねるうちに平気になって、すごく癒されていることに気づいて、山で過ごす時間が大好きになって、お花の手帳もつけ始めたのだそう。

それから17年間ずっと、お花が咲く季節になると必ず山に摘みに行くのだとおっしゃっていた。

私もヨガの勉強で山梨にいるとき同じようなことをしています、と言ったら、

「山梨にも何度か花を摘みに行ったことありますよ、いいところですね」

とおっしゃって驚いた。

お花のために何時間でも車を走らせてしまうくらい元気になった。

自然も、外に引っ張り出し続けた知人も、すごい。

四季があることはとても有り難いことだという話もした。

感じる、考える、工夫をする。

そういうことってこの四季によっても育まれているような気がする。





何度も振り返ってしまうくらい、心が広がるいい時間だった。

体験、感覚を共有し合うってなんて素敵なことだろうと思う。

それが嬉しいことでも、悲しいことでも。











2017/08/08

空のはなしを聴こう


繋がれていくあたたかさ




ちょうど一年前の今日、クリシュナマチャリア先生のご子息であるデシカチャー先生が亡くなられた。

私はデシカチャー先生にはお会いしたことがないけれど、とても近くに感じています。

それは、私の2人の先生たちの姿や言葉の中にいつもその存在があるからです。

彼の言葉やエピソードを聞くたびに、あたたかい気持ちになる。





先生たちはクリシュナマチャリアヨーガをインドに行って学びながらも、その他で重ねてきた学びや体験してきたことも同じように大切にしている。

それらを織り交ぜながらこの伝統を、尊敬と感謝と愛をもって伝えてくれている。

彼女たちから学ぶ人たちも、決してクリシュナマチャリアヨーガだけを学んでいる人たちばかりじゃない。

学び方、練習の仕方、伝え方、暮らし方、ぜんぶ。

いつもそれぞれの在り方や選択を尊重してくれる、見守ってくれる。

いろいろだけれどばらばらにならずに光を見出していけるのは、揺るがない教えと、この学びでいつも出てくる言葉「愛」や「信頼」が真ん中にあるからだと思う。





こんなふうに、ルールはありながらも柔軟に教えが受け継がれて、さまざまな道を歩む人たちがその恩恵を受けていること。

そこにはデシカチャー先生の在り方がずっと生き続けているように、私は感じます。









2017/08/07

日々の中に




月に礼拝するマントラ。

植物に力を与える月を讃えている。

このあいだこまよ先生は、キッチンで野菜に触れながら唱えていた。

こんなふうにマントラは、何気なく通り過ぎてしまいそうなことの前で立ち止まらせてくれる、感じる時間を与えてくれる。





朝目覚めて 手を見ながら

庭で種まきをしながら

太陽の方を向きながら

始まりのときに

終わりのときに

自分のために

誰かのために

空間のために

悲しいときに

よく分からないときに

有り難いと感じるときに





日々の中に。

特別に感じるマントラという音は、身を清らかにして丁寧に座り唱えるだけじゃなく、もっともっと日々の中にあったらいい。

心がそこにちゃんと寄り添っていたらいい。

そんなことを、先生たちの姿を見たり、学びを重ねる中で思う。












2017/08/06

マントラ、神さまの音。





マントラを学びはじめてから「神さま」という言葉をよく耳にするようになった。

今となってはいつもそばにあるその言葉は、当時の私には全然ピンとこなかった。

神社は静かですーっとするから行くのであって、手を合わせることにはあまり意味を見出せなくて、「お願い事」をしてみたりしつつ、真面目なフリをして本当はちょっと退屈だとすら思ってしまっていて。

今の私がその時の私に「神さま」について説明をするとしたらなんて言うだろうなってふと思った。




浮かんできたのは、

「自分の意思に関わらず在るもののこと」という感じだった。

例えば、私たちは息をコントロールできるけれども、意識的にコントロールしているから生きているんじゃない。

意識をしなくても勝手に呼吸は繰り返されている。

そういう感じのこと。

生き物たちの形、お天気、星回り、世界の仕組みを作ったのは何者だろう?

この世界の始まり、最初の点をスタートさせたのは何者かな。

その何者かと、その存在が生み出した私たちの意思に関わらずに起こったり、ずっと巡り続けたりしているもののこと。

そういう、もっと他の言い方をすれば「自然の働き」みたいなこと。

それを、私は今「神さま」として感じているように思う。





マントラは「神さまの音だから人間が変えてはいけない」と言われている。

初めて聞いた時、私はこれを厳しさとして捉えていたけれど、今はとてもあたたかいメッセージとして受け取っている。

私たちそれぞれが与えてもらっているこの体や声は、コントロールして生み出したものではなくて、自然の働きが与えてくれたもの。

それは、神さまとおんなじこと。

だから、誰かの声を真似したり、他の何かに変えようとせずに、あなただけに与えられているそのまんまの声を響かせたらいいんだよ、ということじゃないかって思っている。

それぞれに宿っている神さまを大切にすること。





私たちはどうも、それを変えたがってしまう。

もっと強く、もっといい感じに、もっと綺麗に。

声って結構無意識に変えている。

だけど、自分の声や人の声によく耳を澄ますようになって感じたのは、

そのままの声がほんとに飛びっきり美しいということ。

よれよれだってなんだって関係なくなる。

それに気づいてからは、自分や周りの人たちのいろんな音・表現を受け入れられるようになったなと思う。

いろんな音の中に光を見出せるようになっていく自分がいる。

それってとても幸せなこと。





与えられているものをまっすぐ見て聴いて、気づくこと、思い出すこと。

評価や思い込みに惑わされて、一番近くにある宝物を忘れてしまわないこと。

私はそのために、マントラを唱えているし、これからも音に触れ続けると思う。





お守り